オプショナルツアー完全ガイド
神々の島バリ島世界遺産を巡る西部編
[昼・夕食付]
- 朝出発コース
- 出発:08:00頃
- 約14時間
昨年2012年の6月にユネスコ文化世界遺産に登録されたスバックシステムに関連する場所の西部エリアを巡るツアー。
バリ島初の世界遺産ということで、今もっとも熱いツアーの1つです。
お寺や高原に食事など盛りだくさんの内容を1日で体験します。
ツアーの最初の場所はバリのお寺で一番美しいと言われているタマンアユン寺院。
もともとは王家の家寺だったそうです。
入り口には世界遺産に登録された記念碑があります。
お寺の中は3つのエリアに別れています。
一番外側は悪霊の広場、次は人間の広場、一番奥は神様の広場だそうです。
広場の外側にはお清めのために作られたお堀があります。
チャンディブンタールと呼ばれるワレ門は人間のことを表しているそうです。
善と悪、陰と陽など表裏一体の2つのことを表現していて完全ではないということだとか。
この門にはそんな深い意味があったんですね。
一番奥のエリアに入るための門はチャンディクルンという名前で、これは山の形を模していて、神の世界を表しているそうです。
神様は完全体なので割れていないのが特徴です。
これ以上中に入ることはできないので、周りから見学です。
ここにはメルと呼ばれる建物があって、普通は奇数階になっていますが、タマンアユン寺院だけは2階のメルがあります。
メルには本来神様が祀られていますが、元々が家寺だったので、王家の祖先を祀っている偶数階のメルが存在するとのことです。
メルのもともとの意味は一説ではバリ語でメはメメでお母さん、ルはグルでお父さんを意味します。
本当にきれいで芝生でピクニックしたくなるようなタマンアユン寺院をあとにして次はローカルのちょっとしたお出かけ先としても人気の高原ブドゥグルへ。
山が近づいてきて景色が少し違ってきました。
到着したのはダナウブラタン湖のほとりに建つダナウブラタン寺院。
この寺院はタマンアユン寺院を建てた王様が指示して建てさせたお寺だそうで、こちらもたたずまいが美しいお寺で、敷地も公園のようにきれいに整備されています。
ワレ門を入ると、先ほどのタマンアユン寺院で勉強した人間の広場です。
目の前にはダナウブラタン湖が広がります。
ここのお寺は雨乞いのために建てられたお寺だそうです。
向かって右側には竜の像があるトゥルゥッビウというお寺。
ここは公的なお寺ではなく、パセックというカーストの人達のお寺だそうです。
しかし、目を引くお寺ですね。
左手にはダナウブラタン寺院が。このアングルはよく絵葉書でも見ますよね〜。
これぞ、ザ・バリ!という感じのお寺です。湖に浮かんだような姿が美しいです。
でも、今は雨季でちょっと湖の水が少なめでした。。。
遠くから全体を眺めてみます。
調度行った時にお祭りの時期だったようで、華やかです。
この湖はアヒルボートがあって、有料で乗ることもできますよ。
敷地内には標高の高いブドゥグルでしか見ない花が色とりどりに咲いていてきれいです。
そしてちょっとリアルな動物の子供の遊び用オブジェも。
ダナウブラタン寺院を後にして、ちょっとブドゥグル市場へ寄り道。
ブドゥグルはバリでも有名ないちごと野菜の産地。
新鮮で安い果物や野菜を本気買いです。
さらにガイドさんにお願いして植物公園にも寄り道。
ここにはパワースポットで有名な木があるので、ついでに見たいという希望が叶って大満足。
入場料はツアーに含まれていないので、別払いです。
木の持つパワーをビシビシ感じたあとは、世界遺産に登録されたジャティルイの棚田を見学。
途中は結構狭い道を通ります。
そして現れる見渡す限りの棚田。
幻想的にも感じられます。
理由は見慣れた田んぼに椰子の木やバナナがあるからでしょうか!?
とにかくきれいな景色です。
トリ=神・ヒタ=人・カラナ=自然の哲学を表現したスバック・システムを利用した棚田。人は農業を行うことで、神、人、自然対し3つの良いことを行うので幸せになれるのだそうです。なかなか深い思想です。
さてさて、お待ちかねのランチタイム。
ライステラスを眺めながら食事ができるJテラスへ。
天気が良い時は迷わずテラス席を選びましょう。
食事はインドネシアブッフェ式です。
ジャティルイ特産の赤米と黒米を使ったデザートもあります。
その他新鮮野菜のサラダも。
それではいただきまーす。
赤米のご飯はミネラルたっぷりで体にいいそうです。
黒米を使ったデザートは甘さ控え目で日本人好みの味でした。
いよいよ最後の観光地のタナロット寺院へ。
到着後に寺院へ行く前に、タバナン地方名物のクロポンを購入。
中にココナッツシュガーの入った団子のようなお菓子です。
さっきから食べてばかりですが、これも旅行の楽しみの1つということで。
このお菓子を持ってカフェが沢山ある場所へ。
とってもきれいにタナロット寺院とラッキーなら夕日が見える場所です。
と、その前にタナロット寺院を散策。
寺院の中には入れませんが、お寺の下には聖水が湧き出ていて、
ツーリストでもお布施を払ってお清めをしてもらえます。
その反対には蛇の神様がいて、触るとご利益があるとか。
触ってみましたがおとなしい蛇でした。
勇気のある方はぜひチャレンジを!
夕暮れのタナロット寺院はとてもきれいで
飲み物を飲みながらのんびりとサンセットの様子を鑑賞。
本当に飽きない美しさです。
タナロットの神様はカップルで訪れると、嫉妬をしてそのカップルは別れてしまう。と言われているそうです。。。
でも、ご安心を!これはバリ人にのみ該当するそうですよ。
タナロット寺院の隣にはもう1つのお寺があります。
寺院の名前はバトゥボロン寺院。バトゥ=石、ボロン=穴。
岩に穴が開いているのでこの名前が付いているそうです。
最後の締めくくりは夕食タイム。
スミニャックエリアにあるかわいらしいレストランのワルンジェラミ。
温かみのある素朴なインテリアで、落ち着くレストランです。
家のリビングをこんな雰囲気にしたいな。
ワルンジェラミの家具欲しい〜。
ウェスタンのセットメニューはボリュームたっぷり。
一皿、一皿食べ応えがあって大満足でした。
特にチキンが食べ応え有り!
全て体験しつくして、本当に充実した1日でした。
お疲れ様でした!
美しいお寺と景色はそれぞれとても印象深く、サンセットも満喫して本当に大満足な内容のツアーでした。
特にバリ人の考え方が反映された棚田は本当にバリの文化に触れた感じがします。
そして1日案内をしてくれるガイドさんと仲良くなって、色々な話を聞けるのも1日一緒にいて気心が知れてくるからかもしれないですね。