オプショナルツアー完全ガイド
神々の島バリ島世界遺産を巡る東部編
[昼・夕食付]
- 朝出発コース
- 出発:08:00頃
- 約半日
昨年2012年の6月にユネスコ文化世界遺産に登録されたスバックシステムに関連する場所の東部エリアを巡るツアー。
バリ島初の世界遺産ということで、今もっとも熱いツアーの1つです。
ビーチや買い物だけじゃない、バリの楽しみ方を体験です。

最初にタンパクシリンにあるティルタエンプル寺院へ。
バリ語でティルタは聖水。エンプルは湧き水と言う意味で、
ここは聖なる湧き水がでるお寺として有名。


お寺には大きなガジュマルの木があります。
バリヒンドゥーにとってガジュマルは神聖な木。
バリの人はここに来たら、最初はここにお参りをするそうです。

敷地内にはユネスコ世界遺産登録の記念碑が建っています。

ワレ門の向こう側は聖なる湧き水で沐浴をするバリ人が。
特に満月には多くの人達が沐浴に訪れるそうです。

沐浴は左から順番に行いますが、右から3番目と2番目は亡くなった人を清めるために使うそうなので、その水で沐浴をしてはいけないそうです。
一番右は悪い夢を見た時のためのものだとか。

お寺で一番大事な場所、リンガヨニが祀られています。
このシンボルの具体的な意味は。。。ぜひ実際に見に行って聞いてみてください。
特に子宝に恵まれない方にご利益があるそうです。

ここに聖なる水が湧き出ています。
伝説ではバリヒンドゥーのインドラ神が刀で刺したら水が湧き出てきたと言われているそうです。

ここはご神仏をお清めする場所だそうです。
石像はそれぞれバリヒンドゥーの神様が東西南北のシンボルごとに置かれています。

最後はお土産屋さんを冷やかして通りすぎます。
買い物をしない場合は目を合わせずに足早に通りすぎましょう。
しかし、交渉次第ではここが一番安くお土産を買えるという噂も。

続いてはウルンダヌ・バトゥール寺院へ。

ここもユネスコ世界遺産に登録されている場所です。

入り口のワレ門も飾りの置物もとても立派なお寺です。
ここのお寺も地元の人が毎日お参りに訪れるそうです。

最初のワレ門を通るとそこは人間のための広場。
きれいに整備されていてそれぞれの建物も大きく、奥の割れていない門のチャンディクルンが堂々としていて格好良いです。

中へ入るとバリヒンドゥーの神様が祭られているメルとバリの湖の中でも一番神聖なお寺で、デウィ・ダヌ神が祀られています。

そして敷地の端にはキンタマーニ地方伝説で、バリの王様の子供が結婚した中国人のカンチンウィエンのお寺もあります。
カンチンウィエンを祀ったお寺は珍しい中国スタイルです。

ここでランチタイム。
バトゥール山、アバン山、バトゥール湖の雄大な景色を楽しみながらのランチは気分爽快、疲れも吹き飛びます。

食事はインドネシアンブッフェです。
定番のサテは焼きたてが食べられます。

ビュッフェの良いところは好きな物を好きなだけ食べられるってことですよね。
遠慮しないでどんどん食べちゃいましょう。

天気が良ければ断然屋外の席はおすすめ。
標高が高いので、吹いてくる風が涼しくて気持ち良く、いつもより沢山食べられちゃいます。

午後最初の観光地はプングリプラン。
ここは昔ながらの生活をするバリ人が暮らしています。
この村の土地は稲作には適さず、村人は主に丁子を作っているそうです。

村の中はとってもシンプルで南北にメインの道があり、その両側に家が並んでいます。
現在は約700人、160世帯の村人が暮らしているそうですよ。

バリで神聖な方角とされている北には村のお寺があります。
山側にあるので、村で一番高い場所に建っています。
なかなか立派な門です。

ちょっと村のご家庭にお邪魔します。
家の作りも昔ながらで、それぞれのお部屋、台所、お祭りを行うところなどそれぞれ独立した建物になっています。

基本は自給自足の生活なので、細ながーい敷地には色々な果物や野菜、鶏やブタちゃん達もいます。
素朴な生活です。

家の入り口でバリの伝統的なお菓子を売っていたので寄り道休憩。
小さなパンケーキ風なものと、パームシュガー入り団子でおやつタイム。
この甘さに癒されます。一緒にバリコーヒーもどうぞ〜。

ツアー最後の観光地はクルンクンにあるクルタゴサ
クルタゴサのもともとの意味は会議という意味で、裁判所として使用されたのはオランダ植民地時代からだそうです。

中央に置いてある立派な椅子は実はレプリカ。
本物は今のクルンクンの王家にあるそうです。
左中央は王様の椅子、両隣は裁判官、右側はお坊さんの椅子だそうです。

そして有名な天井のカマサンスタイルの絵。
下の方は地獄絵が描かれていて、嘘をついた人や、泥棒をした人、不倫をした人など、人としてしてはいけないことが書いてあるんですね。

上のほうにはラーマヤナの神話が描かれています。
絵は何度か修復されたものもあるそうです。
説明を聞きながら見ていると絵の意味が分かってさらにおもしろいです。

もう一つの建物のバレカンバン
バリ語でバレは建物、カンバンが浮かぶという意味だそうで、堀に囲まれた建物は確かに水に浮かんでいるようです。

こちらのバレカンバンの天井にも絵が書いてあります。
下の方はバリのお葬式の様子が描かれているそうです。
上はクルタゴサと同じくラーマヤナの神話です。

敷地奥には博物館と隣にはクルンクン県の県庁所在地の市の名前スマラプラ、すごく美しい王宮という意味の由来にもなっている王宮入り口があります。
ただし、この王宮はオランダとの戦争で全部壊されてしまったそうです。

このツアー最後はおいしいディナーで締めくくり。
サヌール地区にあるカムエラヴィラのキャラメルレストラン。

プールサイドに席が設けてあって、ゴージャスな気分になります。
食事は4コースで最後にコーヒーか紅茶が付きます。

パパイヤとマンゴーのスープ、見た目はかぼちゃのスープですが、味は今までに食べたことの無い味。
想像をいい意味で裏切られて、ハマリました。お替りしたい〜。

サラダもメインのチキンもおいしく、ボリュームもあって大満足。
チキンはやわらかくて、一緒に添えられたマッシュポテトがいい感じです。

締めにフルーツをいただいて大満足の食事とツアーでした。
ちょっとゆっくりレストランお勧めのジンジャー・リラクサを飲みながら。。。今日は1日お疲れ様でした!!

世界遺産を巡る東部編は実際に回ってみると、お寺や雄大な景色、暮らし、歴史遺跡などをバランス良く観られて、バリの歴史などを知ることができ、さらにバリが身近な存在に感じられるようになりました。
今までよりのさらに深くバリの事を知ることができて、1日が終わった後にはすごく満足で充実した気分です。